寝る前のスマホが睡眠の質を下げる理由
「布団に入ってからついスマホを見てしまう」という方は多いのではないでしょうか。何気ない習慣に思えますが、実はこの数十分が、睡眠の質に大きな影響を与えています。
理由1. ブルーライトが「まだ昼間」だと脳を錯覚させる
スマホの画面から出るブルーライトは、太陽光に近い性質を持っています。夜にこの光を浴びると、脳は「まだ昼間だ」と錯覚し、眠りを促すホルモンであるメラトニンの分泌が抑えられてしまいます。結果として、寝つきが悪くなるだけでなく、眠りに入れても浅い状態が続きやすくなります。
理由2. 情報が脳を興奮させ、交感神経が優位になる
SNS、ニュース、動画など、スマホから入ってくる情報は、内容の良し悪しに関わらず脳を刺激します。脳が興奮状態になると交感神経が優位になり、本来休息モードに切り替わるはずの副交感神経へのスイッチが入りにくくなります。
この状態のまま眠りに入ると、体は「休んでいるつもり」でも実際には緊張が続いたままになり、翌朝の疲労感や体のだるさにつながっていきます。
理由3. 「あと少しだけ」が睡眠時間そのものを削る
ブルーライトや脳の興奮に加えて、単純に見る時間が延びてしまうことで、睡眠時間そのものが削られてしまうのも見逃せないポイントです。睡眠の質と量、両方が下がることで、疲労回復の効率はさらに落ちてしまいます。
自律神経への影響が慢性痛にもつながる
交感神経が優位な状態が続くと、血流が悪くなり筋肉がこわばりやすくなります。「寝る前スマホ習慣」が続いている方に、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを抱えている方が多いのは、決して偶然ではありません。
今日からできる工夫
- 就寝の1時間前にはスマホを別の部屋に置く、または手の届かない場所に置く
- どうしても見る場合は画面を暗く設定し、時間を決めておく
- スマホの代わりに、軽いストレッチや深呼吸の時間に置き換える
- 寝室に「スマホを持ち込まない」ルールを作る
いきなり完全にやめるのが難しい場合は、「布団に入ったら見ない」など、小さなルールから始めるだけでも効果が期待できます。
当院でできること
すでにスマホ習慣が長く続き、自律神経の乱れが慢性化してしまっている場合は、生活習慣の見直しだけでは改善しにくいこともあります。当院では、耳つぼへのアプローチや鍼施術により、乱れた自律神経のバランスを体の外側から整えるお手伝いをしています。「寝つきが悪い」「眠りが浅い」と感じる方は、一度ご相談ください。



